腸で分泌されるGLP-1はインシュリンを上昇させ、グルカゴンを低下させ、食欲を減退させるために抗肥満作用があります。GLP-1はGLP-1受容体に結合して作用を表すのでこの受容体を活性化させる分子は肥満を減退させます。アメリカには肥満の人が多いのでこの薬を作った製薬会社はかなり儲かってるそうです。ということは「肥満」は病気という範疇に入っているのかもしれません。

一方、脳にあるNMDA受容体をブロックしても肥満治療につながることも知られていたそうですが副作用が強いので実際には使われていませんでした。今回、GLP-1受容体に結合するペプチドにNMDA受容体をブロックする小分子を結合させておくとこの副作用が減弱されて肥満に対して２重の効果が出たという報告が下の論文です。 https://www.nature.com/articles/nature14177

食べる量に気をつければそれで済むものを、薬で肥満を防ぎながら食べ続けるという文化が日本にもやってくるのでしょう。

ちなみにアメリカでは10年前に「肥満」は病気と認定されたみたいですね。 https://chatgpt.com/share/2bb2a3fe-9a7b-46c0-8179-af118240aab5

https://www.nature.com/articles/d41586-024-02045-w?utm_source=Live+Audience&utm_campaign=a1e0f911bf-nature-briefing-daily-20240626&utm_medium=email&utm_term=0_b27a691814-a1e0f911bf-51193704

へ〜！ まだ「かもしれない」レベルの話ですがピルを飲んでたのに妊娠したとかそういう話もあるとか、、、、 ピルの妊娠防止率は99％といわれていますが、飲み忘れがあるので全体としては92％くらいの効率になるそうです。なのでこの妊娠例が本当にピルを飲み忘れていなかったかどうかが問題ですね。 肥満のクスリが妊孕性に関係してくるのは「風が吹けば桶屋が儲かる」式の面白いストーリーですね！

To avoid the "spam", please prove yourself as a biologist in reproductive field from "This page".