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Thread (915 ) -- Yana先生の御講演
No. 2000--べ. No. 2001--べ. No. 2006--べ.
No. 2000 (2010/07/09 01:55) べ

http://www.biken.osaka-u.ac.jp/Conferences/PDF/20100716_seminar_yanagimachi.pdf

Reproduction研究の真の大御所(といってもすごく気さくな!)Yana先生の御講演が7月16日(金)16時から17時まで大阪大学微生物病研究所の隣にある生命科学融合棟1F谷口記念講堂において予定されています。

入場無料、登録不要です。 この機会を逃さずに是非ご聴講下さい。 ヤナ先生が50年間にわたってどのように科学の研究を行ってきたのか?サイエンスの分野に関わらず若い研究者の多くが勇気づけられるお話になると思います。

アクセスは下記をご覧ください。 http://kumikae01.gen-info.osaka-u.ac.jp/photos/map2.CFM


No. 2001 (2010/07/10 04:29) べ

Yana先生を今日、大阪見物にお連れしましたが、一番興味を示されたのは吉本の漫才でした!吉本の芸人が道でなにか催し物のようなものをやっていたのですが、奥様に注意されるまで子供のようにそばを離れようとされませんでした。ヨシモトを十分堪能する時間がなかったので、また一人で漫才を見に来る!とおっしゃっていました。 ヤナ先生が漫才ファンだったとは!!!知りませんでした!!!

無名の若手から将来素晴らしい漫才師が埋もれているのを見つけるのを楽しみにしているような口ぶりでした。(ヤナ先生の若手に対する見方はサイエンスも漫才も一緒だなと思いました!)


No. 2006 (2010/07/18 11:13) べ

金曜日のヤナ先生のご講演は大勢の皆さんに聞きにきていただいて無事に終了しました。鳥取大学からも学生さんが一人駆けつけてくれました。勿論、研究のディスカッションのオマケつきでおもてなししていただきました。

ところで、ヤナ先生のお話のなかに20/80ルールというのが出てきました。多くの論文の洪水にともすれば流されそうになるが、あわてることはない。大切に思う論文を10個並べて上から二つ(20%)を読めば、その世界の80%がわかる。それでいいのだ!というお話でした。ご講演のあと微研の所長のご好意でヤナ先生と会食する機会がありましたが、所長が言うには、このルールはもともと生物学から来ているということでした。曰く、えんどう豆の実は20%のサヤに入っているもので収穫の80%に達するという事実?がその元になっているのだそうです。

先日紹介したNature Biotechの論文では500個の遺伝子をKOして何もフェノタイプが見つからなかったものが約50個すなわち10%程度であったと報告されています。私はこれまでKOしても何もおこらないように見える遺伝子は60%から70%くらいと発言してきたのでこの論文の結果とは異なることになります。でもまあこの論文の場合は細かく見ていちゃもん的なフェノタイプがでたものを含んでいるのでこの違いになっているのだと思います。ここで80/20ルールを適用すると、遺伝子を10個KOしてそのうちの2個のKOで8割くらいの情報量が得らるが、残りの8個のKOからは2割程度の情報しか得られない!ということになります。う~ん!なるほど!そういう風に解釈するとKO実験の結果とつながってきますね!この法則は当たってるように思います!マーフィーの法則と共に大切に胸に刻み込んでおくのがいいのかもしれません!

ちなみに、このめくらめっぽうKOした論文に記載されている500個の遺伝子のうち、Reproductionに影響が出たものは全部で10個ほどだったので2%ということになります。


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